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連載10 「「右ひざが緩む」というのは右足首が緩んでいるということ」

連載10 「「右ひざが緩む」というのは右足首が緩んでいるということ」

Q:バックスイングで肩が回らないのは右ひざが緩んで腰が横にスエーするためだとよく言われます。だけど、いくら右ひざを締めておこうと思っても腰のスエーは直らず、肩も回っていないと言われます。

 A:バックスイングで肩が回らない人は確かに右ひざとか腰が横に動いているように見えます。しかし、いくらひざを締めようと思っても腰のスエーが直らないのは他に原因があるからです。そもそも「ひざが緩む」という言い方自体おかしいのです。ひざは一方にしか動かず、左右に動かすことはできません。ひざが横に動いているように見えるのは足首が動くためです。手首と足首は360度動きます。だけども足首を固定しておいて、ひざだけ横に動かそうと思っても出来ません。だからバックスイングで「ひざが緩んでいる」といわれる人は右の足首を動かさないようにすればよいのです。バックスイングで右足首を動かさずに右足の内側で体のひねりを受け止めておけば、右ひざも動かずに前に向けておけるので、自然に引き締まった感じがします。右ひざを意識的に締めようとすると力が入るので逆効果です。腰についても同じようなことがいえます。腰が横に動くからといって止めておこうとしても止めておこうとしても効果がないのはやはり他に原因があるからです。そもそも腰が横に動いてスエーするのは股関節が緩むからです。バックスイングを始めるとき右足首を動かさなければ右ひざも動かなくなり、そうすれば右の股関節もしっかりするので腰もスエーせずに構えた位置で回ります。これなら左肩も入ってきて体はよくねじれます。バックスイングで右足首を緩めて外側に体重をかけると右ひざが緩んで腰も横にスエーします。大事なのは右足首と右股関節です。右足首が外に動かないように右足内側で地面を押さえておいて、それで首の付け根を軸にして背中をひねるだけでよいのです。

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