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連載5 「アプローチ練習はクオータースイングから始める」

連載5 「アプローチ練習はクオータースイングから始める」

Q:練習場で200球打つとしたら50球くらいはアプローチをやるようにしています。だけどもコースに出ると相変わらずダフリが多く、距離感も合いません。練習場でアプローチが上手くなる方法はないでしょうk?

 A:ピッチングウエッジかアプローチサンドで、まずクオーター(4分の1)スイングから始めます。ヒザと腰の間ぐらいのバックスイングで同じところに落とす練習です。軽いオープンスタンスで体重は左足にかけ、ボール位置は真ん中かやや右足寄り。それでボールより手を前(左)に構えると左腕とシャフトはほぼ真っ直ぐになり、右腕とシャフトは、くの字形に曲がるので右手首に角度が出来ます。クオータースイングはほとんど手首を使わず、構えたときの右手首の角度(曲がり)を変えずに、いわゆるノーコックでスイングします。何よりも大事なのはインパクトで左手首を折らずに振り抜くことです。左腕とシャフトを真っ直ぐのまま、バックスイングより大きめのフォロースルーをとります。振り抜かずにインパクトで手を止めると左手首が折れるのでダフリが多く、トップすることもあります。インパクトで手首を使うと球が上がり過ぎるのでショートします。クオータースイングで同じところに落とせるようになったら、次はハーフ(2分の1)スイングでやはり同じ距離を打つ練習をします。腰の辺りまで上げると手首のコックは多少入りますが、左手首を折らず、両腕と肩の三角形を変えずに体の回転で振り抜いてやります。クオータースイングはほとんど腕の振りだけでよいのですが、ハーフスイングは振り抜くときに体の回転が必要になります。振り抜いた後、体は目標を向きます。体を止めて手だけで打とうとすると左手首が折れるのでいろんなミスが出ます。回転で振り抜くと左手首を折らずに打てるので正確にヒットできて距離感も一定します。クオータースイングとハーフスイングの練習を集中してやるとアプローチは必ずよくなります。

2024年5月
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