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連載4 「アプローチでは、同じ大きさのバックスイングでも手首を使えば距離が変わってしまう」

連載4 「アプローチでは、同じ大きさのバックスイングでも手首を使えば距離が変わってしまう」

Q:アプローチの距離感は「バックスイングの大きさで調節する」よく書いてありますが、距離に合ったバックスイングがなかなか出来ません。腰の辺りまで上げようと思ってもだいぶ上がり過ぎるために打ち過ぎてグリーンをオーバーしたり、オーバーさせないようにしようと思うと今度はインパクトで加減してザックリやったり、トップすることもあります。

A:5ヤード位先のカゴに向かってボールをトスしようとするときは、誰でも下から放ります。オーバーハンドで投げる人はいません。10ヤード位になると女性は上から投げる人も出てきますが、そのくらいの距離なら男性はやはり下から放ります。ボールをトスするとき、バックスイングの大きさを考えている人はまずいないと思います。意識はボールを入れようとするカゴのほうに行っていて、そこへ向かって腕を振ってやることしか考えていないはずです。アプローチもそれとまったく同じです。ボールを打つというよりクラブを振ってボールを放ってやるような感覚です。パッティングには「ブロックド練習」というのがあるといいました。一定のストロークで一定の距離を打つ練習です。思ったところに同じストロークでボールを止める練習です。これは、アプローチの練習にもいえることです。5ヤードぐらい先に向かって同じスイングをしてボールを落とす練習をします。ボールを打つのではなく腕を左右にスイングしてクラブでボールを放ってやり、5ヤード先に落とす練習です。ボールをトスするとき、テークバックでは右手の甲のほうに手首が少しコックされています。それで放ってやるときは、そのまま右手のひらを目標に向けて放ってやります。この右手の使い方はアプローチをするときもまったく同じです。テークバックするときは右手の甲のほうに手首は多少コックされますが、目標へ振ってやるときに手首を使ったら、狙ったところにボールを落とすことは出来ません。右手首は伸ばさずに少し曲げたまま振り抜いてやります。

 

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